旅 常 人 -RYO JYO TO-

旅を振り返りながら、これから旅する方にアドバイスします

モロッコ フェズ

ロッコ フェズ
世界最大の迷宮都市といわれているフェズは世界遺産に登録されています。
789年、ベルベル人のイドリース1世によりイドリーズ朝が建設され、フェズは王都となりました。マリーン朝などの以後のイスラム王朝でも王都とされ、13世紀頃からモスクやマドラサイスラム教における高等教育施設)が造られ、芸術や学問の中心として繁栄しました。

外敵の侵入を防ぐために街並みが複雑になったとようで、坂や路地、階段が入り組んで、車が入ることができない場所が多く見られます。そのため、今でも物流の手段としてロバやラバが使われています。

フェズはフェズ川の両岸にモスクが出来て始まりました。
観光で歩く場合も、現地に詳しいガイドが同行しないととても歩いて廻れません。たまに肝心のガイドが迷子になるそうですから、迷宮という異名は伊達ではないです。

旧市街を廻る上で一番の目印はブージュルード門です。この門から始まる通りをタラー・セギーラ、これと垂直に交わる道をタラー・ケビーラといいます。周囲は城壁に囲まれていることを念頭に置いておくと少し気楽に廻れるでしょう。

フェズの地場産業として、「皮のなめし」があります。こちらでは、「タンネリ」と呼んでいます。街中にはいくつものタンネリ工場があります。また、中を見学することが出来ます。パッケージツアーの場合、お手洗い休憩を兼ねて見学する場合が多いです。ツアーですと、無料で見学出来ますが、個人の場合はチップ程度の入場料が掛かる場合があります。