旅 常 人 -RYO JYO TO-

旅を振り返りながら、これから旅する方にアドバイスします

アルゼンチン ブエノスアイレス

アルゼンチン ブエノスアイレス

タンゴ発祥の地で「南米のパリ」と言われている程、美しいヨーロッパ風の街です。人口は約290万人、先住民の占める割合が低く、白人系が多いのが特徴です。

 

レコレータ墓地はアルゼンチンで格式の高い、由緒のある墓地です。歴代大統領や、有名人、実業家、 貴族などが眠っており、「歴史が凝縮された場所」とも言われています。日本でいえば、高野山にあたるところでしょうか。

アルゼンチンでは昔から、この墓地に眠る事が"人生の成功”を意味し、誰もが憧れる地なのです。
数あるお墓の中で一際、大勢の人が集まるのがエビータの墓です。


クリスチャン・ディオールなどフランスの高級ブランドを愛好したエビータのエレガントなファッションに羨望の眼差しが向けられる一方、
彼女の贅沢な暮らしぶり、エバ・ペロン財団の不正な蓄財を批判する人々もいました。
また、選挙で選ばれたわけでもない彼女が国政に介入することに対する反発もありました。

とはいえ、労働者用の住宅、孤児院、養老院の設立などに務め、貧困層優遇政策、女性参政権の実現するなどの彼女の功績は、正当に評価されています。

アルゼンチン名物のアサード料理とはアルゼンチンの草原地帯であるパンパで豪快に肉を焼くガウチョ(カウボーイ)の料理です。牛肉がメインで、アルゼンチンは牛肉の消費量が世界一と言われています。アサードというのは「ロースト」の意味のスペイン語です。味付けは主に岩塩のみで、炭火焼きでじっくりと焼きます。余分な脂肪も落ちるため、肉本来の味が楽しめます。アルゼンチン人が毎週末、イベント行事で必ず食べる、人々の交流を温める料理です。

カミニートは、ヨーロッパの船が行き来した港街として栄えた場所です。1898~1928年には列車も通過し賑わいました。
その際に、移住してきたイタリア系移民がつくった下町文化の名残が今でも見られ、中庭やキッチンを複数の家族で共有する、トタンで出来た建物は、今ではレストランやお土産屋として毎日、観光客で賑わっています。

カミニートの近くにはマラドーナが在籍していたボカジュニアのホームグランドであるボカスタジアムがあります。

パリのオペラ座ミラノスカラ座とならぶ世界三大劇場のひとつがコロン劇場です。また、ニューヨークのメトロポリタンオペラハウスに次いで、世界で二番目に座席収容人数が多いそうです。

材料はイタリアから職人や材料を取り寄せて作られたとの事です。イタリア移民が多く、20世紀初頭の農産物輸出で莫大な富を手に入れたアルゼンチンがイタリア本国に負けまいとして作られたようです。