旅 常 人 -RYO JYO TO-

旅を振り返りながら、これから旅する方にアドバイスします

イタリア シチリア


古代ギリシャの影響が今でも色濃く残る島、シチリア島。面積は、日本の九州より少し小さく、最高峰エトナ火山(3,340m)をはじめ山岳地が多いのが特徴です。。
昔から温暖な気候に恵まれたことから小麦の産地として栄えました。

地中海に浮かぶ島という地理が要因となり、かつては古代ギリシャカルタゴ、ローマ、更にはゲルマン民族の配下に治ったこともありました。そして、ビサンチン帝国、アラブ支配、ノルマン人と約2500年を経た現在は500万人のイタリア住民が暮らしています。

エトナは地中海域で最も高い活火山で、標高は約3340メートルと富士山より多少低い程度を誇ります。平らに押しつぶされたような姿に見えるのは、複数に山頂と広大な裾野を持つからです。

スイス ユングフラウヨッホ

ユングフラウヨッホ

ユングフラウヨッホは、「ユングフラウ」・「メンヒ」・「アイガー」の三山で形成されています。。三山はそれぞれ、「処女」・「修道士」・「男性」に例えられ、処女(ユングフラウ)とアイガー(男性)の逢引きの様子を修道士(メンヒ)が見守っている様子だという説もあるのだとか。

ブリエンツ湖、トゥーン湖の2つの大きな湖の間に位置するインターラーケンは、ユングフラウを旅する人の玄関口となる街です。観光のための設備が整っていながら、中世ヨーロッパの雰囲気も残す街です。緑も多く、街を越えた先にはユングフラウの姿を眺めることもできます。スイスの中央に位置することから、どの都市からもアクセスがいいのがインターラーケンです。

国土の北に位置するチューリッヒからは列車で2時間半ほどでアプローチでき、ベルンかルチェルンで乗り換えるのが一般的です。

国土の西に位置するジュネーブからはもう少し時間がかかり3時間ほど。ベルン乗り換えの列車の旅がおすすめです。

いずれにしても、スイス国内は交通事情が大変良いので、ユングフラウへのアクセスはどの空港からでも問題ありません。

デンマーク コペンハーゲン

デンマークの首都で、面積は約88.25平方kmを誇り、スカンジナビア半島最大規模の都市です。

ニシン漁を中心に豊富な漁獲高を誇る港を有しており、「商人の港」と呼ばれた程でした。しかし、良港故に絶えず、外敵の脅威があり、コペンハーゲン近海はロスキレのアブサロン司教によって要塞化されました。大きな戦乱に幾度か見舞われることもありましたが、奇跡的にローゼンボー宮殿やラウンドタワーなど16~17世紀にかけて建設された中世の建物が今も残っています。市内の建物やアパートの中には、古いもので300年以上前に建てられたものがあり、丁寧に修復を重ねて使われ続けています。
かつての船員街で、運河沿いにレストランやカフェが立ち並ぶニューハウンは、最もコペンハーゲンらしい雰囲気が味わえる場所として観光客に人気が高いです。

ハワイ

ハワイ
一年中ベストシーズンといえる安定した気候で、平均気温も24~30℃と過ごしやすいため、多くの人が何度もハワイを訪れるのでしょう。11~4月が雨季とされているものの、一日中降ることはまれです。サービス過多なのか、現地の人が暑がりだからかは定かではありませんが冷房が強い場所が多いため、羽織れるものをいつも持ち歩くと便利です。


8つの島と100以上の小島からなるハワイは、その自然の多様な景観、観光客、サーファー、生物学者、火山学者などに人気のある目的地になっています。

ハワイへ人類が移民してきたのは、4世紀から8世紀です。この際に使用されたと考えられているのが、双胴の航海カヌーです。

1778年にキャプテン・クックが来航したのをきっかけに白人との接触が始まります。

カメハメハ大王1810年ハワイ王国を建国します。

ハワイ州アラスカ州とならび、アメリカ合衆国本土以外に位置する2つの州のうちの1つで、北米大陸上に位置しない唯一の州です。

州の陸地面積は、キラウエア火山の溶岩の影響で面積は広がり続けています。

ムームーは、上半身裸が普通であったハワイの女性が、キリスト教的に"淫ら"だとして、宣教師が普及させました。

 

ドイツ ミュンヘン

ミュンヘンは、ドイツにおいて文化と芸術を代表する都であり、ビールの名醸地として世界に知られています。気候は比較的温暖ですが、冬はアルプスに近いということもあり、都市部でもかなりの降雪があります。
ミュンヘンはもともと、ミュンヒ(キリスト教の僧侶)が住む町というのが語源です。
1180年にはバイエルン地方を治めたヴィッテルスバッハ家の居城地となり、同家が1808年にバイエルン王国の君主となった際には、王国の都に指定された。君主ルートヴィヒ1世の治世以来、ヨーロッパでも名だたる文化的な美しい都市となったミュンヘンには、ケーニッヒ広場の凱旋門やホーエンシュヴァンガウ城、ノイシュヴァンシュタイン城など美しい見どころが今も多数残っています。
一方で自動車やハイテク産業の一大中心地という面もあり、世界的な大企業がこの町に集まっています。

ミュンヘンの観光は主なところなら丸一日でまわれます。中央駅周辺、マリエン広場に人気の名所が固まっています。

マリエン広場はミュンヘン旧市街の中心に位置します。旧市庁舎、新市庁舎に囲まれた広場で、特に新市庁舎の仕掛け時計が有名です。毎日11時と12時(3~10月は17時も)にドイツ最古の仕掛け時計の人形が動きだします。

広場南側の聖ペーター教会はミュンヘンで最も古い教会。この教会の塔頂上から眺める景色は絶景です。ミュンヘンの旧市街地を一望できるので一見の価値があります。マリエン広場西側にはフラウエン教会があります。玉ねぎ型のふたつの塔が特徴的で、旧市街地のどこからでも確認できるように、ミュンヘンの市内は設計されています。

有名なレストランが集まるのも、このマリエン広場周辺です。ホフブロイハウスは世界的に有名なビアホールです。「幸せになりたいならホフブロイハウスに行け」と言うドイツ人までいる程です。美味しいビールや料理を味わいながら楽しい音楽ショーを楽しむことが出来ます。

ボリビア ウユニ塩湖

ボリビアの山脈地帯にウユニ塩湖があります。標高は3,700m、南北100km、東西250kmの世界最大の塩湖です。日本からは通常、アメリカを経由し、ボリビアの首都ラパスまで約30時間ほど飛行機で移動し、更にラパスから10時間掛けてバスでウユニ塩湖に移動します(飛行機だと約1時間)

約一万年前にアンデス山脈と一緒に隆起した海水だけが残されて出来上がった世界で最も大きな大塩原です。そして、塩の大地に雨が降り、湖面に水が貼ると、鏡となり空を反射します。その絶景を一目見れば、世界一の「奇跡」と呼ばれることに異論を唱える人はいないでしょう。

塩湖の限界口であるコルチャニ村は採塩が地場産業で、食用としての塩をすくって山状に盛ったり、ブロック状に切り出す作業が至るところで見られます。

 

アラスカ フェアバンクス

オーロラ観賞の聖地と言われるフェアバンクスはアラスカ中央に位置しています。年間平均243日オーロラ現象が起きるので、オーロラを一目見たい世界中の観光者に大変人気があります。
フェアバンクスの特徴は、高いオーロラ発生率はもちろんのこと、犬ぞりやかんじき体験、デナリ山遊覧飛行など時間を有効に使える多種多様なアクティビティの数々です。
毎年2~3月には氷の彫刻世界選手権が行われ、世界中から集まった彫刻家がその腕を競います。同じく2月にはカナダとアラスカを流れるユーコン川に沿った約16,000kmのコースで、ユーコン・クエスト国際犬ぞりレースも行われます。
フェアバンクスの北東にはチナ・ホットスプリングスというゴールドラッシュ時代の近郊探索者らによって発見された温泉があります。敷地内に天然温泉が湧き、オーロラ観賞も楽しめる大変贅沢なスパリゾートです。幅約43mの広々とした露天岩風呂が魅力です。効能はリウマチ、成人病、冷え性などです。

オーロラが出る確率ですが、夜間晴れていれば、ほぼ観測出来るでしょう。問題は、現れるオーロラがその時にどれだけ発達するかですよね。

当然のことながら、オーロラはいつ出現するかわからないので、暗くなったら30分~1時間おきに空はチェックしておきたいところです。殆どが北の空から出始め、最初のうちは光度も薄く動きも活発でありません。しかし、活発になると光度が増し崩壊現象を起こし、発達します。発達するまで数時間かかることもありますし、消えてはまた現れるといった不規則な自然現象なのです。
比較的、よく発生する時間帯は11pm~3amです。早く出るときは夕方から出る時もありますし、明け方に出ることもあります。日照時間の短い12月や1月には、朝の7時や8時まで出ていることもあります。

大事なことは遭遇するチャンスをつくることです。しかし、大半の方は折角のチャンスを見逃しているようです。日中の悪天候で「今日は、オーロラは見られない」と悲観し、夜に寝てしまう人が少なからずいます。折角、アラスカまで来て、勿体無いです。

夜半過ぎから雲が切れてきて星空となりオーロラが出たり、雲が突然切れてその隙間から美しいオーロラがでたりすることは多々あります。あきらめて寝てしまった方々は、翌日になって、頑張って起きてオーロラを見た方々から話を聞き悔しい思いをされます。どんなに天気がその時悪くても、数時間後には晴れているかもしれないのです。

又、フェアバンクスの町は雪でもチナ温泉は晴れているなど、「微気候」もあります。天気予報はあくまでも広い範囲の全体的な予報であり、微気候まで知ることは出来ません一年365日の内の、たった2~3日の話です。寝てしまうと、可能性を最初から放棄したことになります。見ようという努力や姿勢がないと、見られるものも見られません。チャンスを自ら潰さないようにしたいものです。オーロラ観測とはすばらしい自然と向き合うまたとない機会です。